日本古来、もっとも日本人に愛された石のひとつが水晶でしょう。
そのことは、この石が日本の国石に指定されていることからも確信できると思います。
水晶は、溶かされて再び固められ、管玉や勾玉に加工されて、装身具とされました。
「玻璃(はり)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
これはガラスのことですが、古代のガラスは水晶を溶かして固めたものですから、
「玻璃の首飾り」と言えば、水晶の首飾りのことと考えても大差はありません。
日本においてはまさに「装身具の歴史」が水晶との関わりの歴史と言っても良いのです。
それほどに日本人の生活に密着してきた水晶。
人気の秘密は、その美しさだけでなく、さまざまな色が存在したことにもあると思います。
紫水晶、紅水晶、黄水晶、そして針水晶・・・・
さまざまな色や様子のものが存在します。
例えば、「アメジスト」は紫色をした水晶のこと。
日本では宮城県などで産出されています。
昔から紫色は高貴な色とされ、したがって紫水晶もまた「高貴な石」であると考えられてきました。
この石は、特に夫婦和合の石とされて、結婚運などをアップさせるには最適と考えられています。
特に若い女性にお薦めしたいのは、日本であまり産出されない紅水晶!
「ローズクォーツ」です。
この石は比較的安価で購入できる上に、
美しいピンク色で、他の石とも組み合わせやすいのが特徴です。
黄水晶は、「シトリン」とも呼ばれます。
かんきつ類を意味する「シトロン」にその名を由来するこの石は、
商売繁盛・財運アップの石として愛されてきました。
風水でも黄色は財運アップの色だとされますから、
色の効果と相まってパワーは倍増ですね。
水晶の中に金色の針がたくさん入っているように見える「針水晶」も、
シトリンに負けずとも劣らない、財運アップの石として知られています。
このパワーストーンの中に封じ込められた針状のものは、
本来金紅石のみを指すようですが、
実際にはさまざまな針状の結晶が混入されており、その色合いもさまざま。
なんとも神秘的な石なのです。